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そして、脳独自のネットワークの解明から、認知症治療の新たな戦略も見えてきています。美しくも神秘的な脳の世界に迫る。

たわしのような脳のネットワークが失われて記憶がなくなるアルツハイマー病

アミロイドβが神経細胞を壊すことが原因です。

アルツハイマー病の薬は開発されてきたのですが、薬をどのようにして脳に届けることができるのかという大きな壁が立ちはだかっていました。

インスリンが脳の血管の壁を通り抜けることが発見され
メッセージ物質インスリンが認知症の薬を拒む脳の血管の壁を通り抜けてアルツハイマー病の薬を脳に届ける日も間近なのです。

・認知症治療の新たな戦略

細胞が死ぬとその細胞が覚えていた記憶がなくなってしまいます。

認知症、それはたわしのような脳のネットワークが蝕まれて記憶などを失ってゆく病気です。
認知症の中で最も大きな割合を閉めるのがアルツハイマー病です。

アミロイドベータというタンパク質が神経細胞を壊すことでアルツハイマー病は起きると考えられています。

これまで、アミロイドβを分解する薬は作られてきましたが、そこにはいつも難題が立ちはだかってきました。

薬を投与しても脳の神経細胞にまで届けられないという壁です。

・脳の血管の特別なしくみ、物質の侵入を簡単に許さない仕組み

その理由は脳の血管の特別な仕組みにありました

脳の血管の壁にはほとんど隙間がないため薬を脳へと送り込むことができないのです。
なぜ物質の侵入を。簡単には許さない仕組みを脳は構築したのでしょうか?

それは私たちの体の中で様々なメッセージ物質がやり取りされていることと関係があります。

もし他の血液の中を流れるメッセージ物質が際限なく脳の中に流れていったとしたら?
脳は大混乱を起こすに違いありません。

そのため、メッセージ物質の中で脳の血管の壁を突破できるのはごく一部なのです。

・メッセージ物質インスリンがヒントに

膵臓から出される脳の記憶力をアップする司令を出す
インスリン0のように特別な役割を持つ物質だけです。

脳が自らの機能を守るために発達させてきた関門のような仕組みそれが認知症の薬を送り込む上で大きな壁となっているのです。

どうすれば脳の血管の関門を越えて薬を送り込むことができるのでしょうか?

その研究に生涯をささげてきたウィリアムパートリッジさんです

こちらが我々が開発したアルツハイマー秒の薬です。
この薬を開発する上でパートリッジさんが注目したのがインスリンでした。

脳の血管の関門を通る事を許されているメッセージ物質なのです。

インスリンは血管の壁をどうやって取り除けるのでしょうか?

パートリッジさんはその決定的な瞬間をとらえたのです。

インスリンがカプセルのような薄い膜に包まれて脳の中へ運ばれているのが捉えられたのです。

その詳しい仕組みが最先端の脳科学によって明らかになりました。
記私たちはインスリンを運ぶこのカプセルをうまく利用してやろうと考えました。
とパートリッジさんは語ります。

そうすれば認知症の薬も脳の中まで運べると考えたのです

アルツハイマー秒と多くの共通点が指摘される原秒この病気をもとに、臨床試験が実施されています。